女性エンジニアの活躍が増すIT業界

女性の社会進出が進む世の中でも、IT業界はまだまだ男性社会と言われているのが現状です。女性は出産や育児、介護などのライフイベントの影響を受けやすいため、思うように仕事ができないという現実があるからです。詳しくは「ライフイベントを満喫したい女性エンジニアへ」で取り上げられているのでそちらをご覧ください。

ただ、女性のエンジニアが少数派である中でも、状況が少しずつ変わり始めているのは事実といえるでしょう。2014年~2019年の5年間にかけて、男性エンジニアは減少傾向にあるのにもかかわらず、女性エンジニアは約8,000人も増加しています。その理由は、IT業界の実力主義化が進んでいるからです。スキルを身に付ければ身に付けただけ年収が上がっていくというIT業界は、働く女性にとってとても魅力的な業界といえます。また、IT業界全体で人材不足が問題になっている現在では、女性エンジニアでも転職しやすい状況であるというメリットもあります。IT業界では、年齢や性別に関係なく、技術や実績、コミュニケーション力のあるエンジニアを求めているのです。

年齢や性別を問われないということになると、フリーランスという働き方も一つの選択肢として浮上してきます。フリーランスであれば、がっつりと稼ぎたい場合にはフルタイムで働くことも、ライフスタイルの維持のために時短で働くことも可能です。子育てをしながら在宅で働いたり、ノマドワーカーとして自分の好きな場所で好きなように働くことができます。ある程度経験を積んで活躍できるようになったら、独立してフリーランスになり在宅案件や高額案件のみを選んで受注すれば、ライフイベントの影響を受けにくいでしょう。